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交流心理学による、交流会の心理的健康効果の説明
交流会のようなコミュニケーションの場に、定期的に参加するのは健康にいい?
交流会には、よくプログラマーの方がいらっしゃいます。
仕事中は人とコミュニケーションを取らずに、黙々と作業をしているのがプログラマーさんですね。
そして、プログラマーさんはうつ病になる方が多い職業でもあります。
プログラマーさんたちは人とコミュニケーションを取るために参加されるのですが、これはうつ病防止の観点から見ると素晴らしく理に適っていることです。
今回は、交流会の健康効果、コミュニケーションの必要性について説明いたします。
心は栄養を必要としている。
人は本来、コミュニケーションなしでは生存できません。
太古の昔は、仲間とのコミュニケーションが取れなければすなわち死につながりました。
生存本能から、村八分になることは人類共通の恐怖なんですね。
そのため、コミュニケーションを取るとそれだけで生存の証を感じることができます。
生後間もない赤ちゃんに適切な栄養やベッドを与えても、誰も赤ちゃんに話しかけない、かまわないでいると徐々に衰弱していくそうです。
それだけ、人はコミュニケーションを必要としています。
大人だって、人と関わらずに職場と自宅の往復の様な生活をしていると、精神疾患になりやすくなりますし、体の抵抗力も低下するため風邪などの病気にもかかりやすくなります。
酸素や水、栄養と同じように、人にはコミュニケーションが必要なのです。
コミュニケーションは生活を豊かにするものではなく生活に必要なものなんです。
心の栄養、ストロークってなに?
心理学用語で、ストロークというものがあります。
これは、コミュニケーションによる心の刺激を指す言葉です。
「おはよう」と挨拶をされる。
これもストロークです。
挨拶をしたのに返ってこないと悲しかったり、むかついたりしますよね。
微笑んだりするのもストロークですし、一緒にお酒を飲むのもストロークです。
誰とも話さない、誰とも会わない、挨拶をしても無視される…といったようなストロークのない生活をすると、人は徐々に弱っていきます。
実際に、原因不明の不調で精神科に訪れる人の生活内容を聞いてみると、極端にストロークの少ない生活をしていることがあるそうです。
人間の活動の種類
人の活動にはいくつかの種類があります。
1,孤独
2,集団参加
3,雑談や活動、スポーツなど。
4,親密
の4種類です。
上のいくほどストロークのない活動で、下にいくほどストロークの多い活動になります。
孤独とは、一人での活動を指します。
これはストロークゼロの状態です、もちろん人間には一定の孤独な時間も必要ですので、孤独が悪いわけではありません。
ただ、生活のすべてを孤独にしてしまうと、心の栄養が不足してしまうのです。
次に、集団参加。
会社での会議だとかがこれに当たります。
特に親密な感じではないけど、集団に参加している。
弱いけどストロークです。
そして、雑談や活動など。
交流会はこれに当たります。
交流会開始の自己紹介くらいのときは、まだ集団参加のステージかもしれません。
会話が盛り上がるにつれて雑談→活動とストロークの度合いがレベルアップしていきます。
最後の親密は、家族や恋人、親友と過ごす時間です。
これが最も強いストロークになります。
一人暮らしの方でも、ペットを飼ってスキンシップを取ると同様の効果が得られます。
最後に
普段、ストロークのない生活をしていて、体の調子が悪いなあという方はぜひストロークを意識して取ってください。
体の不調がなくなるかもしれません。
僕は仕事が忙しくても、甥っ子や姪っ子と遊ぶようにしています。
体調管理はビジネスマンの基本ですね。
健康のために交流会を活用しましょう!
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